「もしも世界が100人の村だったら」ワークショップ

開催日時:令和4年5月16日(金)6・7時間目
場所:九里学園高等学校 AL教室
参加者:プログレスコース1年生17名・2年生16人・3年生24名

[活動内容]

「世界がもし100人の村だったら」ワークショップを、プログレスコース1・2・3年生合同で行った。生徒一人一人がカードをもらい、そのカードの指示に沿って教室内を移動。カードには、自分の年齢・性別・人種・居住地・言語・宗教などの情報が書かれてある。プログレスコース約50人の生徒が全世界の人口だとすると世界はどのように分かれるのか、グループごとの人数から、人種や言語、文化の多様性を体感することができた。
後半では、文字が読めないことによる不都合、軍事費の多さ、世界の富を表すチョコレートの数の違いに驚くなど、実際に体験を通して、教育問題や貧困問題、富の格差の実情を知ることができた。

自分のカードに書かれた性別・年齢・地域などに沿ってグループに分かれる。 人数によって、世界のバランスに気付くことができた。

自分のカードに書かれた性別・年齢・地域などに沿ってグループに分かれる。 人数によって、世界のバランスに気付くことができた。

 

世界には安全な水を飲めない人がいることを学ぶ。

カードに書かれた挨拶を言いながら、同じ言葉を話す人を探す。

カードに書かれた挨拶を言いながら、同じ言葉を話す人を探す。

同じ言葉を話す仲間を見つけることができない人がたくさんいたことで、世界には多数の少数言語があることを体感した。

世界には読み書きができない大人が7億人以上いることを学んだ。文字が読めないために、指示に従うことができない。

文字が読めないとどんなことが起こるかを知るために、薬」「水」「毒」と書かれた飲み物から薬を選び、病人に持っていく。

文字が読めないため、勘に頼って薬を選ぶ。

薬を選んだグループは病人が回復した。

毒を選んだグループは病人が亡くなってしまう。文字が読めないことで起こりうる不都合を、身をもって体験することができた。

紐の長さは、世界の軍事費と教育費を表す。世界の子ども達が高校まで行くことができるためには、年間19兆円必要だが、実際は教育費よりも軍事費にかなりの予算を使っていることを体感した。

富の格差について学ぶ。豊かな国には、たくさんの富(チョコレート)が分配される。

貧しい国は分配される富(チョコレート)の数が少なく、みんなで分けることができない。

 

[生徒の振り返り]                                    

設問  100人村ワークショップを受けてみての学びや気づき、感じたことなどを教えてください。

  • 世界と日本の違いや言語などを楽しく学べてよかった。 飢餓の人が多いとは知っていたが改めてその多さに気付いた。 大きなことは変えることは出来ないかもしれないが、小さなことでも協力できることがあれば良いと思った。 またどこかの国が大変な時は、他の国が支えてあげるということを普通にできるようになれば平和な世界になると思った。
  • 世界で考えるとそんなに大したことないと思っていたことも、55人で考えると、とても身近で大変なことが沢山あるとわかった。
  • 世界の問題を文字で覚えるのでは無くて、自分が動いて理解する事で、知識が定着した気がした。世界の人口を約55人で表すと凄く分かりやすかったし、重大さに気が付けた。
  • 私が1番印象に残ったのは、文字を読めないことがどんなに大変なのかということ。どれが薬なのかが文字が読めずに分からなくて、間違った商品を買ってしまうということが、どんなに悲しいことか…。家族の病気を治したいと思って買った物が、もしかしたらその大切な人の命を奪ってしまうかもしれない。子供が頑張って働いて手に入れたお金が、間違った買い物をして、無駄になってしまうかもしれない。他にも色々な状況が起こり得ると思う。そしてお金、資金などを正しく使える、上手く利用する、というのはとても難しいことだと知った。正直、軍事費を何とかもっと上手く使えないものか…と思ったところだ。私達が当たり前に出来ていることを出来ていない人が、知らないだけでたくさんいるということ。考えるだけで何も自分にはできないこと。とても複雑な気持ちになった。しかしこのような状況を今回の授業で知れただけでも何も知らなかった私は少し嬉しく思った。まずは理解を深める、知るという事が重要なんだと改めて実感出来た。そして、自身の肌で体感するような、参加型のとても分かりやすい100人村ワークショップだった。とても面白くて楽しかった。内容がスっと頭に入ってきて、少しだけ視野が広くなった気がした。もっと世界の現状についての理解を1つでも多く増やしていきたいと思った。
  • 初めてやってみたが、楽しく世界全体の課題などを再確認することが出来た。チョコレートを使った世界全体の富の話では貧困で苦しい思いをしている人の気持ちが少しわかったと思う。
  • 100人村ワークショップを受けて、高齢化社会がますます進むという現状を知り、もっと子供を産み、育てやすい環境を作れば、出生率も上がり、若者の負担が減りより良い社会が作れるのかなと感じた。
  • 世界には、自分が思ってる当たり前のことが、当たり前でない人がたくさんいることが分かった。 今後はその当たり前に感謝して、生活したいと思った。 また、今後のグローカルの授業も、そこを意識して、受けたいと思った。
  • 自分が思っていた以上にバランスが偏っていたり、偏っていることの弊害だったりが多くあって、日本にしろ世界にしろいろんな問題を常に抱えてるんだなと思った。
  • 今回は世界の人口を55人で確かめたが、とても衝撃を受けた。日本の高齢社会は世界的に見たらかなり多かったが、世界規模に見た、子供、大人、老人の割合からみて、子供が少ないのも問題になってくると思った。 また、飢餓に関して、皆平等にするといいという答えが多く出ていたが、費用がかなりかかってしまうので、なかなか飢餓を止めることができないと思った。私達にできることは数少ないが、世界がより良い方向に向かうように、SDGSに取り組んでいこうと思った。
  • 100人村ワークショップは2回目だったが、改めてやってみたからこそ気づいたことが多くあった。例えば2050年の高齢者数。身近でここまでの超高齢社会があることに驚いた。しかしそれ以上にパワーポイントに示されていた地域の中に高齢化のランキング10位以内がなく、山形県内でもっと深刻な超高齢社会があるんだと気づいた。また、最後にあった富の分配では、去年私はチョコを1人1個はもらえた国だった。しかし、今年はグループで3個しかもらえなかった。去年は自分が貰えたからいいかなとチョコが少ない所へ分けようと思う気持ちがなかった。しかし今年自分がその立場になると、チョコをグループでどう分けるんだろう、多いグループに分けて欲しい、と思う気持ちが出てきた。これが世界中の今の現状と考えると、貧富の差が少なくなっていくことは本当に難しいことだと実感した。
  • 言語、性別、宗教や水など世界に関することを今までグローカルで学んできたが、改めて高齢化社会の定義や、飢餓人口、少数言語を話す人の人口などを知ることが出来た。言語については、「どの国に行っても英語さえ話せれば良いだろう」と思うことが今までもあったが、その考えを改めることが出来た。日本にずっといると日本語を話す人ばかりと関わるので、あまり言葉が通じないと感じることはないが、旅行客や技能実習生、様々な理由で他国に行くまたは住む人の身になって考えると、言語の違いによって生じる様々な問題は見過ごせないものだと感じた。今は考えつかないが、その問題を解決できるような方法を考えていきたいと思った。
  • 軍事費と教育に必要な資金を紐で比べた時に、大量の資金を軍事費に当てていることがわかった。あと少しの支援で世界中の子供たちが教育を受けられるようになるかもしれないと考えると、もったいないなと思う。 2回目だったが、改めて様々な事を学ぶことができた。
  • 富を持っている側だと、貧しいところに分けたくなくて独占したくなるし、あんまり持ってない人達が欲しいとか寂しいとか言ってても他人事だなって思った。
  • 去年も100人村をしたが、忘れていることも沢山あったので良い勉強になった。世界の色んな問題を知識として頭では分かっていても、実感が湧かなかったが、今日の100人村で少し身近に感じられた。最後にチョコで富を表した時に、自分の所が裕福ならいいやなどという感情があったので、そう簡単には貧困は無くならないんだなと思った。
  • 2回目の100人村で忘れていた知識や新たな考えを再収穫できた。世界の問題について改めて関心をもてた。多くの問題について目を向け2030年までに自分ができることを少しづつ考え新たな発見をし、未来を動かせる人材になりたいと思った。そのためにはまず行動に移す癖をつけていきたい。
  • 今回は2回目だったが、忘れていたところもあったのでいい復習になった。 教育の面や、人口のところが少し変わっていたところがあったので勉強になった。安全な水を使用出来ないことや子供が学校に行かずに働く環境など、なかなか想像しにくいが、その現状があることを学べた。最後のチョコの分配の感想であったが、みんなに平等に配られているから自分の国は大丈夫という考えは、私もその国だったら同じ考えになったと思う。このような考え方が日本人は多いというのはすごく納得することだった反面、世界の問題に何処か他人事になっている日本人は多いのかなと問題意識も持った。まだまだ格差がある世界でどのようにみんなが多文化共生や異文化理解をしていくのか、今年は昨年よりもよく考え疑問を持ってグローカルの授業に取り組んでいきたいと感じた。
  • 軍事費などを紐で表した時、軍事費と教育費の差が改めてあると感じた。精先生が話してた卒業生の方の意見を聞いて共感した。それに加え、軍事費にかけるお金より教育費の中で戦争などの社会的な学びを沢山するべきだと私は思う。行うことにより、少しでも争いが減るだろう。そして、もう一つ思ったことは、極端にいうと戦争は体で戦い、教育の学びは心にのこる。つまり、体で戦い続けてしまったらいつまでも戦争などが終わらない。だからこそ、教育での学びが大切になってくると思う。
  • 3回目の100人村で改めて世界の問題を学ぶことが出来た。今回1番残っていることは軍事費だ。日本に暮らしてるなかではあまりパッと思いつくことは正直ないが、いま世界ではその軍事費が大量に使われているのかと思った。世界中の学校に通えない人の教育に必要な額を、ほんの数日間の軍事費でまかなえるのを知ると、回すことは出来ないのかと思った。
  • プログレスコースの人数を世界人口とした時、安全で管理された水を飲める人、飲めない人の割合が目に見えたことで、現状どれだけの人が水を使えないのかというのがわかった。また文字を読めないことで、薬が買えなかったり、それによって死にかけたりと様々な弊害があることを学べた。3回目だったが、楽しく復習することができた。
  • 世界の貧困や飢餓の問題について知れて良かった。僕は100人村を受けるのは今年で最後だが、とても良い学習なので、これからも続けて欲しい。 チョコレートは、苦い物が苦手という人もいると思うので、ミルクチョコレート等も用意した方が良いと思う。
  • いつもは映像やグラフなどを用いて学んでいるが、実際に可視化されることによって今の世界・日本がどのような状況下か実感することが出来た。 3年生にとっては3回目だったが、高齢化、水の担保、文字が読めない方の多さなど改めて解決しなければいけない課題だと感じられた。
  • 100人村を行うのは3回目だが、自分でも忘れていることが多くて良い復習になった。特に印象的だったものは、男女の数で中国とインドでは後継者の為に男の子の方が人数が多いということ。また昨年の100人村では、その為に家庭に女の子が産まれたら川に流してしまう、という話を聞いたのを思い出した。そして最後に行った富の差をどうやって無くしていくのか深く考えていく必要があると思った。
  • 3回目の100人村だったが、初めは人数が少ないと思っていても、安全に管理された水を利用できない人々や、栄養不足の人々だということを知ると、とても多い人々が苦しんでおり、改めてショックを受けた。また、私が当たり前だと思っていた学校に通えて、栄養も十分に得られているということは、他の人にとっては当たり前ではないこともあるため、「当たり前」という考えを変えていくために、視野を広くして日本や世界の問題に目を向けなければならないと感じた。
  • 今回の100人村で、薬を飲む役をしたが、字が読めないことがどういうことに繋がってしまうのかを身をもって知ることができました。 また、世界は教育を受けられない子どもたちのためにお金を使うのではなく、武力のためにお金を使っているということに改めて衝撃を受けた。これからの世界がより良い時代になるためには先進国がどんどん発展していくだけではダメで、途上国のさまざまな問題をなくしていく必要があると思う。先進国はそういうことのためにお金を使わなければならないと思った。

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