「SDGs入門」ワークショップ

活動日時・場所

開催日時:令和4年4月15日(金)6・7時間目
場所:九里学園高等学校 AL教室
参加者:プログレスコース1年生17名・2年生16人・3年生24名

 

[活動内容]

九里学園高等学校は、SDGsを達成するためのグローバル人材育成に力を入れている。プログレスコースでは、4月に1年生が入学したので、改めて「SDGs入門」ワークショップを行った。
 まずは世界で起こっている様々な問題と、それを解決するためのSDGs17のゴール、日本のSDGsの達成状況など、SDGsの基礎について学習した。

世界の問題について学ぶ。

 

 その後、グループごとに提示された世界の課題からキーワードを一つ選び、その課題に関連するSDGsカードを選んだ。他のSDGsゴールとの関係性や、課題解決に必要なゴールなど、マッピングしながらグループ内で話し合い、様々な視点から課題解決を考えた。

 

 

グループで世界の問題からキーワード一つ選び、大判用紙に書く

課題のキーワードに関連するSDGSカードを置いていく

課題から、解決策や関連するキーワードを書きだしマッピング。
SDGsカードなどを置きながら、様々な視点から解決策を考えた。

課題から、解決策や関連するキーワードを書きだしマッピング。
SDGsカードなどを置きながら、様々な視点から解決策を考えた。

 最後に、ワールドカフェ方式で他のグループの発表を聞き、学びを深めた。

 

ワールドカフェ方式で、他のグループの発表を聞く。

ワールドカフェ方式で、他のグループの発表を聞く。

 

[生徒の振り返り一部] 

  • 身近な問題からSDGs達成に向けて何が必要なのか考えることが出来た。
  • 自分が今まで学んだことを活かし、意見を出した後、他の人が「ならこうじゃないか」という意見が出た。1つの問題に、何が正しいとかではなく、色んな観点で考えて見るのが大事だと思った。
  • SDGsの目標について先輩方と意見を交わし合って、それぞれが個別の問題ではなく密接に関わっていることがあると気づくことができた。 また、この交流で探究の難しさも知ることができた。 より探究活動を深めるために知識も必要なので、日頃から興味を持ち、知ることを大切にしたい。
  • 今回、先輩方とプラごみについて考えた。ワークショップで深く考えた結果、重大なことやこれから見越していかないといけないこと、また、自分たちに何ができるのか考えさせられた。さらに、わからないところを先生に聞いたり、調べてわかったことは、私達の身近にあるものばかりだった。そこで、作る責任使う責任に重視していけるのではないかと考えることができた。
  • 改めてSDGsについて学んでみて、自分の課題研究はどの項目に当てはまるのか考えながら取り組めた。 ウクライナ危機について考えた時に他のチームは自分たちにはなかった考えが出ていて勉強になった。
  • 一つの意見から枝分かれしていく中、SDGSの方針のカード17個を何枚も貼り続けることができた。私達が問題意識を感じているのは、SDGSがなんらかの理由で関わってくるということを改めて学んだ。そして、一人一人が対等な立場になっていく為には、世界各国の協力と賛成が必要だと考えた。
  • 新たな視点でSDGSについて考えることを目標に臨んだワークショップであったが、やはり3年生の統括力や発想力は凄いと感じた。自分の意見を考えながらも周りを見て状況を判断できるような力をこれからつけていきたいと思えた。
  • 私の班ではウクライナ危機のことから考えた。そこから出てきた問題で国の破壊を中心に貧困問題・経済問題・環境問題に繋がってくることが分かった。また、現在の世界で技術が発展しているものが実際に戦争の中で使われていて、戦争の中身も昔とは変わってきていることを知った。多文化理解のためにもパートナーシップを身につけ話し合い、国と国通しでも分かり合う必要がある。
  • 2年生の時も同じことをしたが、その時とは違って自分が先輩となって話す立場となった。1年生や2年生から思いつかない意見が出てきておもしろかった。 プラゴミ問題について話してSDGsで考えた時に、本当に色々な問題と関連していると改めて感じた。自分たちが生活している中でプラスチックは密接に関係していて、いつもプラスチックを使って生活しているんだと感じた。プラゴミで1番合うSDGsを考えた時に1年生に意見を聞いたらつくる責任 つかう責任が1番あっているんではないかという意見が出た。私は海の豊かさの方でしか考えられてなかったので新しい発見もすることが出来た。
  • ひとつひとつの問題に対して解決方法を考えてみると、解決しようとする過程において新たな問題が生まれることに気づいた 複雑化した社会の中でどんな解決方法が最も最適と言えるのかもっと考えてみたい。
  • 日本は先進国であるが貧困問題があるということを知り、相対的貧困にも目を向けるべきだと思った。地球温暖化と貧困化には相関関係があるのではないかと考えた。
  • 今回自分たちの班ではウクライナの危機について取り上げた。出た意見では建物の崩壊から繋がることが沢山あり、街が壊れることで難民、安全など生活の全てが崩れている。この事でSDGsのゴールが遠くなってしまったように思った。もちろんウクライナの人達は今大変な状況にいるが、ロシアの一般の人々は今も含め、この戦争が終わったあと世界からいい目では見られないと思う。全員が全員戦争に賛成な訳ではなくて、しょうがなくこのような事態になってしまったと思うし、そういったロシアの人々を差別するような事はこれからあってはならない。そういった人々との関係はこれからどうなってしまうのだろうと思った。
  • 1つの問題にしても、それを解決すれば様々なゴール達成に近くことが出来たり、その問題を解決するために、別の問題が出てきたりと、一筋縄ではなかなか進まないという現実を知ることができた。
  • テーマをヤングケアラーにして、自分では思いつかない視点があった。介護士が減ることの原因として高齢化はもちろんそうだが、晩婚化など文化が変わってきたことによる少子化の原因もあるのだと気づくことができた。
  • プラごみのことについてわかったことは、マスクもプラごみに入るということ。ご時世的にマスクなしに生活ができないので、解決策を見つけないといけないと感じた。プラごみの問題を解決することによって、海が豊かになったり、住み続けられるまちづくりにつながると思う。
  • 私たちの班はウクライナ危機について考えた。「人や国の不平等をなくそう」を基盤として考えたが、まずはこの戦争によってどのような影響があるのか考えてみた。班では食料が不十分になっているため飢餓が生まれる、学校が壊れてしまっているため教育を受けられないといった意見が出た。国内だけでなく幅広い視点から考えてみた時に、現地でだけではなく日本でも、日本に留学しているロシア人が差別を受けてしまっている、などといった現状があることも分かった。そのことから、他人事と思わず自分からウクライナとロシアに関する情報を積極的に得ていくことが大切だと考えた。
  • 自分たちの決めたテーマはひとつなのに対し、関連性を見た時に、選んだ課題がさっきまで選んでなかったあらゆる課題にも繋がっていることに気づいた。SDGsは17つとたくさんの目標があって、一見バラバラなように見えても実際は全て繋がっていて、誰一人取り残さずに目標を解決するためには、普段みえていないような細かい問題にまで目を向ける必要があるということにも気付かされた。繋がるものを探していたらどんどん大きくなっていって、線がぐちゃぐちゃになり、それ程繋がっているんだと感じた。普通に過ごしていたらみえないようなものも、目を凝らして前向きに解決への手立てを考えていきたい。
  • 世界の人の現状を聞くと私達の生活がどれほど恵まれているかわかる。想像するのが難しいくらい多くの人が今大変な思いをしているが、それぞれの国でのSDGs達成に向けての動きがどの程度進んでいるのか気になった。17の目標の意味を聞いて、これらの達成が難しいことはわかるし、誰一人とりのこさないというのが1番の壁となると考えた。

 

 

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