気候変動ワークショップ「カーボンフットプリント」

気候変動ワークショップ
「カーボンフットプリント」

日時:令和3年11月5日(金)
対象:1~3年生
講師:山形大学カーボンニュートラル研究センター 副代表 カロリン・イプトナー氏

場所:九里学園高等学校 AL教室

[活動内容]

山形大学カーボンニュートラル研究センター副代表 カロリン・イプトナー氏を講師に迎え、地球温暖化、カーボンニュートラルとカーボンフットプリントについての講義を受けた。
最近の世界のニュースを振り返りながら、世界の気候が地球温暖化による影響を大きく受けていること、自然災害も増加していることなど、地球温暖化の問題に改めて気付くことができた。
また、各国のカーボンニュートラルに向けた取り組みについて学んだ。

 

カロリン・イプトナー先生による地球温暖化のメカニズムの解説。

 


実際に自分たちがどれくらいのCO₂を排出しているか知るために、授業前1週間で食べた肉の種類と量、また利用した交通手段を記録しておいた。
授業の中で、自分たちが利用した交通手段や肉食によって、何kgのCO₂を排出しているか、計算式に当てはめながら計算していった。

 

1週間の食事や交通手段を振り返り、自分たちが排出するCO₂を計算する。
実際に自分たちが排出するCO₂の量について生徒同士で話し合う。

 


ワークショップを通して、生活のすべてがカーボンフットプリントに関係していること、自分たちの生活を見直すことでCO₂排出を減らすことができることを実感することができた。

カーボンフットプリントについて講師からのフィードバックをもらう。
カーボンフットプリントについて講師からのフィードバックをもらう。

【生徒からの振り返りアンケートより】

設問1  カーボンフットプリントに関する講演を聴いて、気づいたこと、学んだことなどあれば教えてください。

  • 自分がどれだけ地球温暖化に関係しているかが分かった。 今自分たちにできるのはまず家の中での節電や、環境負荷が低いものを選ぶなど。小さいことから始めていきたい。
  • 私の二酸化炭素の排出量はおおよそ平均くらいだった。平均は大人の値も入っていると思うので、学生として考えると、私の移動の二酸化炭素排出量は747と多い。気を付けていかなければならないと思った。移動の面で見れば、車を所有している大人の方が二酸化炭素排出が多いと思うが、私たち高校生の世代がカーボンニュートラル社会に向けて対策を講じていくことが重要だと実感できた。
  • 今まで環境問題について考える機会が沢山あったが、自分に何が出来るのか、1人が意識して変わることはあるのかと思っていた。しかし今回、カーボンフットプリントの授業を通して、自分がどれだけ環境問題に関わっているかに気付き、日常生活で変えられることが沢山あることを知ることができて良かった。
  • 日本人は移動でのCO2排出量が多いということ。自分に置き換えて考えてみても移動での排出が多かった。牛肉の係数が他の肉と比べてかなり大きかったこと。牛のメタン排出には自動車と比較できるくらい地球温暖化の原因となっていること。
  • 牛肉が地球温暖化に関わっていることを初めて知った。メタンは二酸化炭素の25倍の温室効果があることも初めて知った。これから少し食にも気をつけて行きたい。
  • 稲作から温室効果ガスが発生してしまうということを初めて知ったことから、年々上がっている気温によって生態系の変化が大きくなることや、災害など多くの学びがあった。そして、政府だけでは解消されない温室効果ガスZEROの計画に向けて、私たち国民が未来に向けて他人ごとにしないことで、少しずつ食の変化や行動の仕方が変わってくるのではないかと気付いた。貴重なお話を聞けて、自分にとって成長に繋がった時間になった。
  • 日本の二酸化炭素の排出量は交通が一番多いということ。係数は車よりも電車の方が多いと思っていたが、車の係数が2と意外と多くて驚いた。車の台数が日本の中で山形がNo. 1ということ。牛を育てることは地球温暖化に大きな影響を与えるということ。
  • 講演を聞いて、日々の生活で出している二酸化炭素のせいで他の国も地球温暖化によりの多くの影響を受けていること、日本も豪雨での影響で人が亡くなったりしていることがわかった。国全体での二酸化炭素排出量が少なくても、国民1人あたりになると排出量が高くなることを知った。カーボンフットプリントを実際にやってみて、自分が出している二酸化炭素を知ることで、地球温暖化などの問題をより自分事にすることが出来た。思ったより自分が多くの二酸化炭素を出していることに驚いた。これを機に二酸化炭素を出さないように今の自分の生活から意識していきたいと思った。
  • カナダが今年の夏に気温が50℃近くになったことは知っていたが、それによる死者数が500人以上いたということは知らなかった。全世界各地で気候変動による影響を受けており、日本でも気温上昇や突然の豪雨など大変な状況になっているということを体感している。また、日本は島国なので海面上昇による影響もあると考えられる。これらのことから現在CO2ゼロを目指しているが、牛肉などを食べないというのはそんなに簡単なことではないと、身近なところから気付かされた。牛肉が食べなくなることで、牛乳やチーズ、チョコレートなども食べれなくなってしまう。そうすると私たちの食生活も一変してしまうことを学んだ。またカーボンフットプリントを通して自分のCO2排出量を計算してみたことで、自分がどれくらい出しているのか知ることができ、節約の意識も高まった。
  • 今回の講義では知らなかったことを多く学ぶことが出来た。特に、各国の二酸化炭素排出量とその1人あたりの排出量が比例して多い訳ではなく、人口との割合などが影響するという事を知り、今後資料や統計を見る際に気をつけていきたいと考えるようになった。また、カーボンフットプリントでも多くの学びを得ることが出来た。特に 食事という面で牛肉が多く二酸化炭素を排出していることを知ったことで、インドでの食に関わるカーボンフットプリントの割合が少ないことにも納得がいった。環境問題の中でも自分の学びたいことと繋がりを持たせることが出来て、更なる課題の発見になった。
  • カーボンフットプリントによって、文字通り、今まで排出してきた二酸化炭素の量を測り、二酸化炭素と人間生活の間にある切っても切れない関係に驚いた。私は年間に食の面で1236kgCO2を排出していた一方で、移動の面では0という数値だった。この事は二酸化炭素を排出する事そのものは悪ではなく、排出しつつその量を減らす、実質ゼロの取り組みが最適であると改めて気づいた。

設問2  その他ご意見などあれば教えてください。

  • 交通手段でなるべく車や電車を使わず自転車に乗ったり、歩くべきだと思った。
  • 都会に比べて山形は公共交通機関の使用が少なく車での移動がとても多い。自分自身は基本自転車で移動することが多いが、長距離移動の際はバスや電車などを使っていきたい。
  • 自分がどのくらい二酸化炭素を出しているのかが明確になったことにより、より自分事として捉えることができた。
  • 今回は食と移動の計算しか出来なかったので、住居やレジャーなども含めて計算してみたいと思った。
  • 実際に自分が排出している炭素量を数字として出すことで、自分が気づいてなかった課題を詳しく知ることができた。一日では少ない量でも、1年間で計算するとかなり多くの排出量になっていたので、個人での取り組みも意識していきたい。
  • 実際にカーボンフットプリントを計算して、自分の意識が低かったことを実感した。肉や移動の時に特に意識していきたい。

 

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